TOPODEMINO イタリア〜アンティーク雑貨 トポデミーノ上本町MERCATINO-SHOP サイトニュース

トポデミーノ・サイトニュースサイト情報とイタリアの話

Page- 11.10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.(2010以前)
アートな広告、あります 22 / agosto / 2024

 公共交通機関のラッピング広告(バスや電車など)は日本では1990年代頃に始まったような気がするが、イタリアではどうだろう?ここ5〜6年ではないだろうか。イタリアは景観に関する規則が厳しそうなので、なかなか発達しなかったのかも、、、。
 下の写真は昨年ミラノで見かけたトラムの車体ラッピング広告。左はブラジルの写真家セバスティアン・サルガド写真展「アマゾニア」開催の広告。車体横にはアマゾンで暮らす人々や動物、森の写真が見られる。
 右は伝統的な車体色まで白に変えたラッピング広告。1917年トリノ生まれのサングラスメーカー「ペルソル」の広告だ。ブランド名「Persol」は「per il sole」(太陽の光のための)から名付けられた。車体右下に見えるのはスティーブマックイーンが映画「華麗なる賭け」で着用したモデルの「ルマン24時間レース百周年」バージョン、、らしい。
novita-foto

 私がイタリアで鉄道に乗る機会は少なく、マルペンサ空港からミラノ中央駅ぐらいである。なので鉄道事情はよく知らないが、写真下・左は決してラッピング広告ではない。これはアートとも呼べない見苦しい落書きでしかない。写真・右はミラノ近くの「セグラーテ駅」のホームの風景。この見事な3D風グラフィックは落書きではなく、公式に描かれたものと思われる。やはりちゃんとしたグラフィックは美しいのである。左のような落書きは以前は少しアートっぽくもてはやされたこともあるかもしれないが、もうみんな辟易しているのではないだろうか。
novita-foto

 落書きの事後処理としてなのか、事前の予防策なのかは不明だが、下の写真・左の仕立て屋兼手芸用品屋さんの店頭シャッターにはボタンやらミシンの絵が描かれている。こうしておけば美観も損なわれないし、落書き予防になる(この上に落書きするのは躊躇うであろう)と思われる。
 写真・右は以前にも紹介したミラノの地下鉄通路の一部に描かれているもので、これは見事なアート作品である。ミラノの国立芸術高校の生徒たちによるもので、おそらく卒業制作で毎年書き換えられていると思われる。素晴らしいではありませんか。この上に落書きする不届き者はいないでしょう。
novita-foto

 落書きを芸術にしたバンクシーは例外中の例外として素晴らしいですが、広告をアートにしてきた有名無名のデザイナーやイラストレータも素晴らしい。そんな広告もの、部屋に飾ってみた〜い。それ、トポデミーノに行けばたくさんありますよ。
 はいっ、というわけで、いつものように当サイトの各ページ(2&4輪関係、ビン、雑誌(本)、カプチーノカップ、その他の広告もの、その他のもの、その他のインテリア関係のもの)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています。どれもアートなものばかり、売り切れる前に今すぐクリック!

spacer

Copyright© 2000-2024 TOPO DE MINO - Tutti i diritti riservati