TOPODEMINO イタリア〜アンティーク雑貨 トポデミーノ上本町MERCATINO-SHOP サイトニュース

トポデミーノ・サイトニュースサイト情報とイタリアの話

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これは、もう革命です! 15/dicembre/2016

 食に関して保守的だったイタリアが、マクドナルドを受け入れなかった時代が長く続いていましたが、最近は少し風向きが変わってきたようです。っていうか、マクドナルドがイタリア寄りにシフトしたのでしょうか?
 昨年の買い付け中に見た広告(写真・左)。「ピエモンテ牛100%」の宣伝文句が…。以前はハンバーガーという表示が「パニーノ」になっていたり…。このピエモンテ牛のパティは期間限定だが、同様のブランド牛パティのシリーズ「マックイタリー」は今年も限定で発売されているようだ。バンズもイタリアのパンっぽいこのバーガーは少しお高く、その当時のレートで900円近い。ポテトとドリンクのセットにしても1,200円越えだ。
 そして今年は、日本でも展開している「マックカフェ」があちこちに登場している。イタリアのバール同様、カプチーノやエスプレッソが飲めるのはもちろんだが、驚くのはその値段だ。普通のバールだとカプチーノとジャム入りのクロワッサンで、2.2〜2.5ユーロぐらいだが、マックカフェではセットで1.5ユーロなのだ。円にすると180円ぐらい。早速レポートするために注文してみた(写真・右)。出がらしで作ったようなまずいカプチーノかと思いきや、普通に、いやそれ以上に美味しいのだ。クロワッサンも同様、それなりにちゃんと美味しい。若者のバール離れが加速している中、マックカフェだけは多くの若者(特に高校生)が利用している。これは大革命ですよ。
エニ。エンジョイ

 イタリアでは昨年万博が開催され、日本のニュース映像でも、行列ができたりして盛り上がりをみせる映像などを見かけました。え〜っと、ミラノでしたよね?写真・左はトリノのある飲食店の入口なんですが、「EXPO TO 2015」って、まるで「トリノ万博」みたいな…。完全に便乗してます。よく見ると「ミラノ万博のためのトリノ」とか「トリノは万博への入口です」みたいなことが書かれている。でも悪気はないんです、許してあげて下さい、トリノ贔屓の私からのお願いです。
 そんなトリノのチェントロを歩いてみると、道路に自転車専用区分があるじゃないですか。90年代終わり頃のチェントロでは、自転車はかなり少数派で、歩道を走れば邪魔者扱いされ、車道では車との接触にヒヤヒヤしていましたが、ここにも革命が起こっていたんですね〜。
チンクエチェント

 そんなトリノで見かけたチョコレート専門店のウィンドーにある工事中の看板(写真・左)。よ〜く見ると…、チョコレート製造工事中ってこと?写真・中は、道路上で見かける速度取り締まり機で監視中の標識のパロディ「チョコ取り締まり中」?
 標識が出たついでに、写真・右は「通学路」を現すイタリアの標識だが、日本の通学路の標識も良く似た感じなんですね。でもやっぱりイタリアの方が躍動感があっていいんだよね〜(イタリア贔屓発言)。
チンクエチェント

 ミラノ中央駅が随分モダンに変身した事を以前に書いたと思いますが、マルペンサ空港も行く度にモダンに変化している。写真・左は免税店などがあるエリアに出現したバースタンドだ。スプマンテで有名な「フェラーリ」のお店である。なんだかキラキラして見ているだけでわくわくしてしまう。免税店もオシャレなディスプレイで飾られている。写真・右は金ピカにメッキされたヴェスパが…(売り物ではありません)。
ガソリン価格

 トポデミーノもオシャレなディスプレイで、来店された方は心わくわくする事間違いなし。貴方のお越しをお待ちしていま〜す!
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、ビン、その他広告もの、箱、エスプレッソカップ)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています。あなたの生活に革命を起こすような、そんなオーダーをしてみよう!

エニでエンジョイ! 25/agosto/2016

 前回に引き続き、今回も車の話題を少し。
 話題になって久しい「カーシェアリング」。「エニ(旧・アジップ)」がフィレンツェ・ローマ・ミラノ・トリノ・カターニアで展開しているカーシェアリング「エンジョイ」。「エニ」を「エンジョイ」に掛けたサービス名だ。トリノやミラノではそこそこ見かけたので、それなりに普及していると思われる。
 ま、ドアに描かれたロゴがかわいく目立っているのでそう感じるのかも…。私もチャンスがあれば利用してみたいのだが、現時点では日本人の登録はできないようだ。日本の都会でもカーシェアリングは普及しているのだろうか?私は大阪でも和歌山寄りの田舎に住んでいるので、カーシェアリングと聞いてもピンとこないが…。
エニ。エンジョイ

 次の写真(下・左)は、「車のドアが外れて飛んでいく様子」ではありません。なんと珍しい運転席がスライドドアなのです。トリノ市街を走行中に偶然見かけた車が前方の車と接触し、ぶつけられた車の女性が「アンタ、ちょっと停まりなさいよ!」。すると、この写真のオジさんがスライドドアを開けて「こりゃあ、失礼しました、お嬢さん」と降りて来たところをパチリ。ってな感じです。このオヤジ、相当クセが悪いようで、車のボディはあっちこっちボコボコに当てていました。この車は2004年〜2009年まで製造された「プジョー1007」という2ドアのコンパクトカーで、日本でも2008年まで販売されていたようです。
 その横の写真(下・右)、列車でも路面電車でもありません。トリノの市バスです。2台のバスがぶつかっているのでもありません。連結でつながれた2両編成のバスって感じです。全ての路線で走っているわけではありませんが、イタリアでバスの運転手になるのって相当大変そうで気の毒です。ま、イタリアに限らず日本でも大変で、わが町の近くを走る路線バスの運転手も気の毒で、対向車が来ようものならスレスレの細い旧街道を走る姿を見ると、もう尊敬以外の言葉がありません。
チンクエチェント

 駅の近くで時々見かけるのがこれ(写真下)。「チンクエチェント」の「売りたし」。なかなかピカピカで、キレイにペイントされているようです。が、値段は表示していませんでした。だいたい駅近くにあるこのような車は、外国人目当てなんでしょうかねえ。しかし、イタリアでもだんだん希少車になりつつある車です。出会った時が買い時なのかもね。
チンクエチェント

 昨年11月頃の為替レートは、1ユーロが134円あたりでしたので、その頃のイタリアでのガソリン価格は約199円/リッター。ディーゼルは約178円/リッター(セルフ給油)もしていたのだ。写真・右は給油してもらった場合の単価、それぞれ約228円と約214円という破格の値段。その後、原油価格が下がって、日本でも115円/リッター程度になっているので、今年のイタリア紀行は少し楽になるかも…。
ガソリン価格

 いや〜、それにしてもこの夏は暑いですね〜。酷暑ですね〜。当店ではそんな暑さを吹き飛ばすぐらい、ワクワクするようなイタリアの商品をどんどん追加して、貴方のお越しをお待ちしていま〜す!。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、ビン、その他、看板、ポスター、箱(プラケース)、エスプレッソカップ)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています、オーダークリックで暑さをぶっ飛ばせ!

あんな車、こんな車? 19/luglio/2016

 最近、私の住む小さな町でも新しいフィアット「500」を2台も見かけるようになりました。わずか4000世帯8000人のわが町には、他にも新しい「パンダ」の所有者もいます。隣の市ではフィアット「バルケッタ」も時々見かけます。イタリア車、浸透してきてますね〜。すごいですね〜。
 逆にイタリアでの日本車はどうでしょうか。関税の関係などから90年代初めまでは、非常に少数派でしたが、今ではホンダ、トヨタ、日産、ダイハツ、スズキ…、かなりの台数が走っています。下の写真・左は一昨年ブレシアでのものですが、信号待ちをしてふと前を見ると、トヨタの「bB」が停まってるじゃないですか。でも、よ〜く見るとダイハツのマークが…。調べてわかったんですが、この車、ダイハツが生産してるんです。で、トヨタでは「bB」、ダイハツでは「クー」って名前だそうです。ダイハツの名前の方がかわいくってクー。いやグーですね。ヨーロッパではダイハツ「マテリア」って名前で販売されたそうですよ。そして、驚いた事にスバルも「デックス」という名前で販売していたそうです。3社の共同開発なんでしょうか?なんだか自動車メーカーの関係って複雑なんですね〜。
 ランチアの「イプシロン」は、最近の日本ではクライスラー「イプシロン」で販売されていたり…。複雑ですね〜。でも日本のランチアファンは、きっとテンションが下がってる事でしょう
。そいうのって大事ですよね〜。
 「イプシロン」といえば、イタリアで写真・右のような「イプシロン」を見ました。日本では正規輸入されていないと思いますが、ボディーのメッキパーツが全て黒の塗装仕様になっていて、ホイールも同様。高出力のスポーツタイプと思われます。
bBとイプシロン

 それでは、今回は旅の途中で出会った車たちを紹介しましょう。
 下の写真・左は修理工場に入庫しているフィアット「カンパニョーラ」(1951〜1987年)。ジープのようなオフロード車で軍用車としても活躍したようです。日本には輸入されてないだろうなあ〜。
 写真・右は、裏庭に捨てられていた古い車…、ではありません。時代の良い雰囲気を保ったままのフィアット「850」(1964〜1973年)です。もちろんナンバー付きの現役です(日本ではこの車ベースのアバルト「OT850」の方が知られているかな?)。
このなんてことない冴えない車ですが、フィアット「トポリーノ」や「500」など数々の名車を手がけたダンテ・ジアコーザによるものなのです(どうでもいいか?)。
カンパニョーラと850

 そして、車というかバイクというか…、三輪のピアッジョ「アペ」です。ピアッジョのヴェスパにボディを架装したものです。ですから、ドアを開けると中はスクーターって感じ。左の写真は「アペP501」。クラシカルな良い感じですが、よく見ると前輪フェンダーがウレタンプラスチック製で、結構新しいタイプ(最終シリーズは90年代)。写真・右は、おじさんが乗っていて「何撮ってんだよ」的な目で睨まれましたが、この時しかシャッターチャンスがないと思ったので失礼してパチリ。これは「アペ50」(現在日本でも入手可能かも)。ちょっと角ばってカワイさ半減しましたね〜。
アペ

 最後は、ミラノ中央駅正面階段の中程にある踊り場に登場した「アペ、Classic Van」(現在イタリアで販売)。屋台に改装されて、期間イベント的にカフェテリアを営業しているのでしょうか。最近イタリアでは「アペ」を改造してストリートで商売するのが流行っているようで、バールやパニーノ屋さん、ジェラート屋さんなど多種多様らしい。昨年のミラノエキスポ周辺では活躍していた事でしょうね。
ミラノ中央駅のアペ

 いや〜、イタリア車はやっぱりいいですね〜。いや、イタリアってほんといいですね〜。当店ではそんなイタリアの雰囲気を少しでも感じて頂けるような商品がたくさんあって、貴方のお越しをお待ちしていま〜す!。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(グラス、その他、その他の広告もの、看板、ポスター、缶(ビスケットなど)、トレー)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています、イタリアの風を感じたら、すぐクリック!

トライしてみますか、アレやコレ 17/maggio/2016

 イタリアに来る度に、自動販売機が少しづつではあるが増えているのを感じる。信用してないわけではないが、ちょっと無人の場所では不安なので、買わないけど値段調査してみた。
 ・小袋入りポテチ、ビスケット、チョコレートバーなど 0.7〜1.2ユーロ
 ・330mlの清涼飲料水(コーラ、炭酸オレンジ、シュウェップスなど) 1〜1.5ユーロ
 ・500mlのペットボトル入り飲料水 1ユーロ
 ・500mlのペットボトル入りコーラ、紅茶、スポーツドリンクなど 2ユーロ
 ・サンドイッチ(ボリューム小) 2.5ユーロ

 ペットボトルの水はバールと同じぐらいだが、他はほぼ全てバールより安く、スーパーで買うより高いといった正しい値段設定だと言える。
モンフェラートリゾート

 今回の旅でもグルーポンイタリアで購入した食事のクーポンを何回か使用した。そのひとつにオーガニック食品専門店での食事がありました。食事内容はご想像のとおり非常に健康的な味でした。その店内で関連商品が販売されていて、パッと目についたのが、なんと「亀の子束子」。日本の「亀の子束子」が「椰子でできた野菜用ブラシ」として4.9ユーロ(約600円)。高い…、でも日本でも定価だと500円ぐらいするようだ。
 他にも、フランス製のお味噌や乾燥わかめ、きざみ海苔などが並ぶ。ひときわ不思議な商品は、「梅干しの酸っぱい液」というのがあり、説明には「塩味が付いていますが、お酢と同じようにお使い下さい」とある。梅干しそのものなら理解できるが、梅干しの汁だけってどうなんでしょうか…。
モンフェラートリゾート

 アレッサンドリアの南にある「オヴァダ」という街の蚤の市に行ったとき、何やら美味しそうな予感のする店を発見。お店の名前は「ファリナータ」。奥を覗くと、窯でピザのような大きな丸いものを焼いている。3〜4人並んでいたが、旅の思い出に並んで待つ事にした。何やら小麦粉を水で溶いただけのような液体を丸い鉄板に流し込み、ピザ窯のようなところで焼くといったシンプルなもので、メニューはそれ1種類のみ。日本でも昔あった「一銭焼き」のようなものだろうか?1枚が大きいので、いくつかに切り分けられるのだが、私の直前でちょうどなくなり…。待つ事さらに10分ほどでやっと焼き上がった。さて、そのお味は…。期待を大きく裏切った味、全くパンチの効いていない、関西風薄味みたいな、ほんのり塩味の粉もんを焼いた味でした。後で調べたところ、小麦粉ではなく、エジプト豆の粉だそうです。
ミラノ中央駅、オーリス

 いや〜、ほんとに楽しい国ですね〜。いまだに新しい発見があり、イタリアもどんどん変化しているんですね〜。トポデミーノにも新しい発見がきっとありますよ〜。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、その他、その他の広告もの、看板、雑誌(絵本)、缶(木箱)、エスプレッソカップ)に新着アンティーク雑貨を少しアップしましたので、間違いなく新しい発見があります。見つけたら、すぐクリック!

お〜、サンタ・ヴィット〜リアよ〜 12/aprile/2016

 そんなわけで、2015年の旅でも上り坂のスゴい道の先にある宿に行ってきました。これまたグルーポンで見つけた安売りクーポンで「サンタ・ヴィットリア城」というタイトルで決めてしまいました。
 確かに外観(写真・左)はイタリアで言うところの「お城」である。しかし、宿泊する部屋はすっかり現代風にリフォームされたきれいなホテルの部屋であった。決してそれが悪いというわけではないんです。むしろミラノのホテルなんかよりズ〜っと快適であります。給排水も完璧で静かで空気も澄んでいるし、もう言う事なしです、はい。
モンフェラートリゾート

 しかし、やはり道が…。幹線道路からの距離は地図上ではわずかに見えるのだが、標高差がすごいんです、耳キ〜ンってなるぐらいです。この坂道、写真(上・右)で伝わるかなあ?でも、そこに到達してこそ見れる景色が素晴らしいんです。朝もやに煙る下界の幻想的な風景(写真下・左)。(写真下・右、訪れる季節を間違えたようです。残念〜!)
モンフェラートリゾート

 のんびり周辺を散策するも良し、近くの教会や高くそびえる塔を見に行くも良し、だが、どっちに行くにも坂道や階段が…(写真・下)。エクササ〜イズ。
 到着翌日は、数キロ先にある、スローフード運動発祥の街「ブラ」をぶらぶらする事に…。観光案内所で耳にしたブラ名物の生ソーセージを求めてチェントロをぐるぐるまわる。リストランテに入る程の美食家でもなければ、懐も淋しいときているので、近年流行のピアディナ(ナンのような生地で薄いもの)専門店に入り、生ソーセージ入りのピアディナを注文。ま、それなりに美味しかったと書いておきます。もちろん老舗リストランテなんかで食すると、ず〜っと美味しいであろうことは想像できます。
ミラノ中央駅、オーリス

 「サンタ・ヴィットリア城」ホテルは通常なら1泊2人で23,000円ぐらいするところを、グルーポンのクーポン利用で9,300円ぐらいで泊まれたんです。もちろんバイキング形式のおいしい朝食が付いています。もう、パーフェクト!と言いたいところなんですが、朝食バイキングの時にカプチーノをウェイターに頼んだら、別料金だったんですよ〜。ミラノならそんな事なかったのに〜。そして、おみやげにワインとか買ったカードの請求が2重で請求されていて、直接メールで伝えても「当方ではどうする事もできません」って、そんな無責任な〜。日本なら販売店側でマイナス請求したりする筈ですよね。ま、これはカード会社に泣きついて事なきを得ました。
 イタリアって何かしらのトラブルに遭遇するんですよね〜。わかっちゃいるんですけど、やっぱりやめられないんですよね〜。安心して下さい、トポデミーノではそんなトラブルに遭遇する事はありませんよ〜。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、ビン、その他、その他の広告もの、人形、看板、トレー)に新着アンティーク雑貨を少しアップしましたよ〜。今年は天候の加減でちょっとピリっとおいしい味になったオリーブオイルが新入荷してますよ〜!お早めに〜!

あんな話、こんな話 1/marzo/2016

 毎回、全日程のうちの何泊かはスリリングなところを選んでいる。というか、知らずに選んでしまっている。数年前にジェノヴァで、道なき道を進んで辿り着いた宿を皮切りに、懲りずに毎年ポチッとしているのである。
 前回の旅でも同様のことをして、これまた楽しい?スポットに宿泊できたのである。予約をポチッとする前にグーグルマップで確認するのだが、広い道路から少し入ったところだったので、これなら大丈夫だろうと安心していた。ところが…。
 まず、広い道路からその道に入るのに、皆が時速70〜80キロでバンバン飛ばすところ勇気を出して、指示器を出して減速しながら進入しなければならないのである。その後、90度に曲がって車幅ギリギリの橋(写真・左)に進入しなければならないのだが、慣れないうちは2回切り返さなければ曲がれなかった。恥ずかしい〜。そこからは急な上り坂をクネクネ(写真・中)走るとすぐに到着できる。確かに広い道から少し入ったところではあるが、この急坂の細道はグーグルマップからは読み取れなかったのである。写真・右の建物が泊まったB&B(といっても大きなお屋敷の一室に寝泊まりする感じ)だ。前面道路の傾斜角度がわかるだろうか。運転席からでは路面は見えず、宙に向かっているように思える、ジェットコースターの最初の登りみたいに。でも、そういう立地だから安いんですよ。だから、またポチッとしちゃうんですよ。泊まった部屋はジメッと湿度が高く、お世辞にも快適とは言えないが、家主はとても親切な人でしたよ。
モンフェラートリゾート

 どこに泊まっても同じだが、土日のスタートは絶対夜明け前だ。早起きは三文の徳…となる事もあるからだ。写真・左のように長い直線道路(トリノのマルゲリータ王妃通り)に一台も車がいない時間帯に出発するのだ。しかし現場(蚤の市)に到着すると、多くの出店者はこの真っ暗な時点で既に準備を終え、他の出店者の様子を見て回っているのでる(写真・中は会場の食堂前なのでライトが明るく照らしている)。
 2時間もすればすっかり明るくなり、人とモノでごった返す(写真・右)。
モンフェラートリゾート

 イタリアは景観をとても大切にしていて、旧市街の道路などは工事するにしても石畳を丁寧に外し、工事を終えれば元通りに石を戻す。古い建物も大切に扱われ、外観はそのままで内部をリフォームされたりする。ハデな広告などは規制されている場所が多く、マクドナルドの看板が地味な色だったりする。写真・左はブレシア近郊の小さな町の教会であるが、その隣接の建物(写真・中)はなんと映画館である。日本で言えば、お寺の本堂の隣に映画館がくっ付いているようなありえない状態。以前は教会の関係施設だったと思われるが、中を改装して映画館としたのであろう。派手なポスターなどなく、教会に違和感なくマッチしている入口である(写真・右)。恐れ入りました。
ミラノ中央駅、オーリス

 「トポデミーノ」にはスリリングな道を走らなくても大丈夫。「トポデミーノ」には夜明け前に来店されても困りますし、開店していません。11時頃からゆっくりお越し下さい。「トポデミーノ」には古き良き物を大切にした商品であふれています。なくならないうちにお買い求め下さい。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、その他、その他の広告もの、人形、看板、ポスター)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています。それに、今年もおいしいオリーブオイル新入荷してますよ〜!お急ぎ下さ〜い!

アウディQ7で朝食を 25/dicembre/2015

 昨年ブレシアに行った時のことをお話ししよう。まず、ブレシアに行ったのは、残念ながら「ミッレミリア・ストリコ」を見るためではありません。ブレシア周辺では開催規模が一番大きいと思われる蚤の市を見に行くためであった。
 いつものようにネット検索で宿探し。ブレシア中心部は高い宿しかなく、少しガルダ湖方面の郊外に安いところを発見したが、条件に4泊以上と記されている。まあ、ブレシア周辺を訪れるのも久しぶりだし、良い機会だと思って「ポチっと」してみた。所謂、B&Bと呼ばれる形式で朝食のみ付くスタイル。
 旅の準備はその後も着々と進んだ。しか〜し、出発の数週間前に一通のメールが届いた。そのB&Bのステファノからだ。団体の予約が入ったので、知り合いの宿を紹介するから替わってくれないかという内容だった。こちらの希望は梱包作業を考えて1階の部屋を条件に探した宿だったが、その知り合いの宿はキレイで新しいが、3階だった。こちらの事情を伝えて断ったが、尚も条件を変えて、これでもかとメールが来る。今度はステファノ自身が結婚して住むのに改装中の家に、料金も安くするので替わってくれというものだった。改装中と言えども、寝室やシャワー、トイレは使えて、両親の住む隣の家だと言う。朝食は近くのバールに姉が案内してくれるという条件。料金が安いという魅力には勝てず応諾。
 後に聞いたところでは、その団体客というのは未来のF1パイロットを養成する合宿だったらしい。サインでも貰っておけばよかったが、接触するチャンスもなく…。
 さて、宿に着いて見ると、そこは2人では広すぎるぐらいの家だったが、やはり改装中ということで、組み立て前の壁面収納家具が床にで〜んと置かれてあるし(写真・下左)、台所は内装をはがしたむき出し状態で、流し台もコンロも冷蔵庫さえもない有り様。置かれたダイニングテーブルもささくれ立ったガーデン用を間に合わせに置いたという感じ(写真・下右)。ちょっと冷や汗が流れたが、案内してくれた彼の父親が良い人そうで文句も言えなかった。当の本人は南米に新婚旅行中で留守だった。
モンフェラートリゾート

 しかし、2階にある寝室やトイレ、シャワーなどは完璧で、快適に過ごすことができた…かな?寒い季節なので、スーパーで買ってきた食料品や飲み物はベランダに出しておけば冷蔵庫がなくても問題なし。1階の梱包スペースは広くて作業効率バッチリ。ただ、テレビがないのは私にとっては地獄のように寂しい。翌日、お姉さんにラジカセを借りて少しは寂しさが和らいだ。
 到着の翌日の朝食はステファノの父親がアウディQ7で案内してくれた。歩いても3分で行けるバールに到着。好きなものを注文していいと言うが、安い宿賃しか払っていないから払うのはこっちじゃないかと思っていたら、支払わなくて良いと言うではないか。よく知ったバールだからツケで飲み食いできるようだ。
 朝食の後、近くを車で案内してくれた。ステファノの父親は床材(大理石やテラコッタなどが中心)の会社を経営していて、現役を退いたばかりだと言う。一族経営の会社のようで、ステファノの兄と姉(ともに宿泊している家の並びに住んでいる)が後を継いでいるようだ。
 翌朝の朝食からは、自分たちだけでバールに行ったので当然お金を払おうとしたが、店員さんが「料金は頂いていますよ」って、なんて太っ腹なオヤジなんだよ〜。感謝してますよ〜。
モンフェラートリゾート

 その宿泊した家は、ちょっとした丘陵地にある高級住宅地といったところにある。上の写真がそれで、とにかくこの一角全部が所有地である。親子4家族が住む1軒の大きな家として建てられており、両親の家と姉の家に挟まれた、ステファノが住む部分に宿泊させてもらった。そのバルコニーに出ればプールが見え(もちろんステファノの父親所有の敷地、写真・下左)、ガレージにはアウディQ7、長男の家ではオープンテラスで食事ができるようになっているし、家の周りには樹木が植えられ、徒歩1分で丘の上のきれいな芝生公園がある絶好の環境にある。(写真・下右)。 
ミラノ中央駅、オーリス

 年末ジャンボでも当たれば、彼らのような暮らしができるかもしれません。しかし、その家を維持していくのは困難かも…。
 「トポデミーノ」には維持費用がかかる商品はありませんから、安心して買って下さい。宝くじが当たった方も、そうでない方も…。
 さて、当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、その他の広告もの、看板、ポスター、カプチーノカップ、エスプレッソカップ)に新着アンティーク雑貨を少しアップしています。おいしいオリーブオイルもお正月用にどうですか〜!チャオ〜!

標識やら信号機のおはなし 10/ottobre/2015

 開かずの踏切?この写真(左)はモンフェラートのホテルに向かう途中で遭遇した踏切で、この時は2〜3分で開いたように記憶しているが、実はそういうことはまれで、5分や10分はあたりまえ〜なイタリアなのであった。
 そもそもイタリアの鉄道網はそれほど密になっているわけでもなく、駅も街から離れているので、それほど踏切を車で通過する機会がない。それに主要鉄道は高架になっていたり、アンダーパスで越えられるようになっている。仮に踏切に出会っても運行本数が少ないので、遮断機が下りている時に遭遇することは滅多にない。
 しかし、運悪くそのタイミングに出くわしたら辛抱強く待つしかないのだろうか?
 私は数年前にミラノ近郊に滞在している時、その最悪のタイミングに出会った〜。10分待てども開かず、20分が過ぎて、もうここまで来たら待つしかないと決めたが、30分で諦めて引き返したのであった。こんなことが実際にあるんですよ、イタリアは!お急ぎの方は近くのアンダーパスを探すのがいいようです。
 そんなのんびりムードのイタリアの遮断機ですが、車道の信号となるとのんびりではなく、こんなせっかちな信号(写真・右)を発見!大阪・梅田の阪急前やなんばの高島屋の前では見たことあるけど、これはブレシア近郊の小さな町の一角でっせ〜。待ち時間が秒数で表示されてカウントダウンしているではありませんか。イラちの大阪でも歩行者用の表示なのに、ここでは運転者用の表示だ。スンゴい〜、こりゃ、一本取られましたな〜。
モンフェラートリゾート

 次の写真(左)はブレシア近郊の山道で出会った標識。そこには「信号が赤のときはエンジン停止しなさい」とある。ここは山道の一部区間が狭く交互通行になっているために信号機が付いているのだ。せいぜい1〜2分なのにエンジン停止の表示。日本では考えられない標識だが、今、日本ではアイドリングストップ車が一般的になってきているので、どこの信号でもエンジン停止している車が当たり前になってきた。イタリアもやがてはアイドリングストップ車が普及して、この標識が過去の遺物となるのだろうか?
 モンツァと言えば「モンツァサーキット」、F1イタリアグランプリ開催の地であり、車のイメージが強い街だ。それが関係しているのかどうかわからないが、公共の駐車場の空き状況がロードサイドに電光表示されていたりする(写真・右)。これがあっても旅行者の私にはその駐車場の場所がわからないので、全く有益ではないのだが…
モンフェラートリゾート

 次の写真(左)は、どこの街でもよく見かける「駐車禁止」の標識。表示でわかるように「月曜日6時〜9時まで清掃車が来るので駐車禁止」という意味だ。日曜日に遊びすぎてうっかり朝寝坊していると、ご覧のよう(写真・右)になる。ワイパーに挟まれた違反切符が悲しい月曜日の朝を表現しているようだ。
ミラノ中央駅、オーリス

 さて、「トポデミーノ」にはロードサインも信号機も売ってませんが、面白い表示板がいろいろありますよ。お見逃しなく〜!
 その当サイト「トポデミーノ」各ページ(2&4輪関係、ポストカード、その他、その他の広告もの、看板、ポスター、トレー)に新着アンティーク雑貨を少しアップしていますよ。アブルッツォのおいしいオリーブオイルも「おいしい」と満足すること間違いなしですよ〜!


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