サイト情報とイタリアの話 |
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食も良し、宿も良し、オヴァーダ 8 / giugno / 2024 |
今回もちょうど良い町「オヴァーダ」を紹介することにしよう。 ではそのお店を紹介しましょう。オヴァーダの旧市街にある小さな「ジュゼッペ・マッツィーニ広場」に面したリストランテ「ダ・ピエトロ」(下写真・左)である。お肉をステーキでいただくのが中心の店ではあるが、お昼のランチコースは少し軽めのものも用意されていて、それを注文したのだが、前述の通りもうお腹一杯、大満足。勘弁してくれ〜い!買い付け旅にしてはちょっと奮発して15ユーロ(当時のレートでおよそ2,200円)。翌日の朝まで何も食べなくて大丈夫でした。 宿泊したところもまた良かった。「Booking.com」で見つけたB&B(朝食はついていない)で、つまり小さな貸しアパートである。建物、部屋、調度品、アーチ天井など全てクラシカルでチョーいい雰囲気。シャワーだけは最新式の気持ちいいシャワーを完備。小さな部屋だが、ダイニングキッチン、リビング、寝室にバスルームの構成。セキュリティーもばっちりで、建物入り口、階段室の鍵を開けて4階まで昇ってから部屋の鍵を開けないと入れない。 いかがですか、オヴァダ。あなたもすっかりファンになったんじゃありませんか。年に7回ほどの蚤の市もあって、もう最高!そんなところで買い付けしてきたトポデミーノ だって最高!ですよね〜。 |
ちょうど良い町、オヴァーダ 18 / aprile / 2024 |
今回は、これまでに何度も訪れている町「オヴァーダ」を紹介しよう。オヴァーダはピエモンテ州のアレッサンドリア県に属し、ミラノからだと南へおよそ100キロぐらいのところに位置する。18世紀ごろはヨーロッパの繊維生産の中心だったり、19世紀初めにはナポレオンの支配下にあったり、現在ではドルチェットワインで有名であったりと歴史的なことはほとんどわかりませんが、年に7回ほど蚤の市が開かれる町であります。しかも、祭日などに開催されるので、短い滞在期間の日曜日の蚤の市に加えて平日(日曜日以外という意味で)にも蚤の市に行ける、タイミングを合わせればとても有効な町なのです。 オヴァーダで宿泊するならホテルより旧市街にあるB&Bの方が断然楽しめる。オヴァーダのようなこじんまりした町なら徒歩でチェントロ(歴史的中心地、旧市街)1周できます。地元の人が愛する美味しい飲食店も相当数あり、美食家もそうでない私のような貧乏舌でも十分楽しめますよ。下の写真・左のような、丸い天井のある古い建物の倉庫のようなところを改装したおしゃれな店もポツポツ。レンタサイクルがあるかどうかは調べていませんが、蚤の市以外の日なら自転車で回るともっと楽しめるかも(写真・右)。蚤の市の日はこの通りを自転車で走ることは不可能(迷惑千万)です。 冬に行くより、陽の長い春から初夏に行くのがベストでしょう。蚤の市の始まる7時には外は十分明るくなっているし、朝一番に行く方が人も少なく見やすいでしょう(下の写真・左)。破格のお宝を求めてアンディアーモ!下の写真・右に映るおじさんもなにやら気になるものを発見した模様だ。さあ、お目当てのものをゲットするために急げ〜! この春、日本から海外旅行にいく人が昨年の1.6倍以上と報道されていましたが、まだまだ飛行機代が高く、しかも円安はどんどん進行している状態。付近の戦争も未だ終わらず。しばらくはトポデミーノにでも行って蚤の市気分を味わうとしましょうか。 |
古き良き、進化する、腐ってもイタリア 15 / febbraio / 2024 |
今回はひょんなことからイタリア自動車関連企業詣でが始まった。 更に進もう。トリノの中心から南東へ15キロほど行ったところの町「カンビアーノ」のメイン通りを走っていれば見逃すことはないこれ(下の写真・左)、モーターファンの聖地の一つでもある「ピニンファリーナ」のヘッドクォーターである。この中には一般訪問者が入れる展示室のようなものがあるはず(予約がいるかもしれない)だが、この日はあいにく閉まっていて中から警備員が睨みを利かせていた。どのみち予約もしていませんから〜、残念〜! この季節なのでイタリアのチョコレートショップ詣でも紹介しなければなりません。先日、NHKの「グレーテルのかまど」で「チョコレートの都、トリノ」って言ってました。その番組にも登場したジャンドゥイオットでも有名な店、雨に煙る「ペイラノ」(写真・左)。実は私はまだ行ったことがありません。なぜなら駐車するのが非常に厳しいところだからです。その前を通過するときに車の中からパチり!トリノの「ポルタ・ヌオーヴァ駅」から東へおよそ1.5キロ。元気のある方行ってきてください。 イタリア詣でに行くにも飛行機代の高騰やら、宿泊代の高騰やら、そう遠くないところで戦争やってたりとか、もうこうなったらトポデミーノ に行くしかないでしょ。トポデミーノにはチョコレートはありませんが、イタリア詣で気分の商品がいっぱい。 |
環境保護はいいことだ〜? 24 / dicembre / 2023 |
2000年頃までは環境問題意識がかなり低かったイタリアだが、ここ最近は加速度的に意識が上がってきているように思う。前回書いた「パックジュースのストロー」もそうだが、下の写真・左のようなテイクアウトの店やフードコートのようなところで使われる使い捨てのカトラリーも、今では適切な処理をすれば堆肥に変えられる素材でできているらしい。 環境問題といえば、自家用車がどんどん増えて大気汚染の問題にも意識が高まっています。通勤などに自家用車の利用を控えて公共交通機関を利用するとか、また下の写真・左のようなシェアリング電動アシスト自転車を利用したりするなど。 イタリアの環境意識の向上のおかげで(実際は2006年トリノ冬季五輪を契機に)、トリノの町は随分綺麗になりました(写真・左)。ゴミや犬のフンはかなり減ってきたし、迷惑駐車も減りました(これは取り締まりの厳しさや写真のように物理的に駐車できないようにしているためもある)。 無理やりですが「文化の違い」を体感するならイタリアに行くか、トポデミーノ に行くしかないでしょ。トポデミーノには、時代の違いも楽しんでいただける商品がいっぱい。 |
進化することはいいことだ〜? 27 / novembre / 2023 |
イタリアに行くたびにカーシェアリング、自転車シェアリングなど新しいシステムに遭遇してきましたが、今回もまた目撃したものがある。シェアリング電動キックボードである(写真・左)。ウーバーが提供しているようである。おそるべしウーバー。 進化といえば、電話もそうですね〜。大きな携帯電話から小さな携帯電話へ、そして折りたたみになり、スマートフォンへとどんどん進化していってます。日本でもそうですが、公衆電話が激減しているのはイタリアも同じ。写真・左のような公衆電話はますます見つけにくくなってきます。こう書いている私も時代の流れに逆らえず、スマホを使うようになって公衆電話の必要がなくなりました。そりゃあ無くなるわなあ。 新聞スタンド(エディーコラ)を見つけたのは、時すでに遅し蚤の市が終わった月曜日になってからでした(写真・左)。この写真は2023年5月撮影のものです、昔の写真ではありません。エディーコラの横に新聞の広告と並んで、なんと「マジンガーZ」の漫画本の広告が出ているではありませんか。イタリアでは日本のテレビ放送から10年ほど遅れて放送され、その時ロボット漫画の第1次ブームがあったようです。再びブームが来ているのでしょうか。これも2023年5月撮影のもので、決して昔の写真を出しているわけではありません。 進化によって、不便だったイタリアもだんだん便利になってきて、古き良き、、がその代わりに少なくなってきています。トポデミーノは、その古き良きを集めて皆様に楽しんでいただいています。 |
大きいことはいいことだ〜? 2 / novembre / 2023 |
レンタカー屋さんはいつものようにいい加減で、出発3週間前ぐらいに「貸し出しの店舗が変わります」と悪びれることなくメールで一方的に変更を告げた。こちらとしてはその店舗の場所に合わせて宿を予約しているわけで、宿はもうキャンセルできないわけで、もう気分は激下がりなわけで、、、。 30年前のミラノはこうじゃなかった。下の写真・左は平日の午前中、ミラノの環状線の様子だ。昔はガラガラですいすいだったのに今では日本と同じようにこの混雑ぶり。あ〜ストレス。それに加えてガソリン価格の高騰は目も当てられない状況だ。今回訪れた時はガソリンが1リッター250円ぐらい(6月初旬)もした。今調べてみると(11月)為替の関係もあるが、300円を突破しているではないか。マンマミ〜ア! こんな時代だから、シトロエン・アミのような小型電気自動車がどんどん増えていくんでしょうねえ。街では下の写真・左のように電動キックボードも増えている(これは日本も同じ)。ヘルメットを着用し、信号を守って、マナーは良さそうだ。 燃料費が上がる要素ばかりの世の中になってますが、来年の仕入れ時には下がっていてほしいと願うばかりである。 |
シンプルなパニーノを食べてみませんか? 3 / ottobre / 2023 |
4年ぶりのイタリアでのお話。高速道路上のサービスエリアも変わっていましたねえ。割高で味もそこそこなので利用することはなかったのですが、トイレがてらに寄ってみると随分とおしゃれになっているじゃありませんか。コーヒーやパン、甘〜い香りにつられて食欲も湧いてきたので、軽く食事することにしました。シンプルなパニーノを食べましたが、値段も納得できるほどでしたし味も上々でした。昔の風情も捨てがたいが、腹が減っては軍は出来ぬのでこれからは機会があれば利用するのもありだなあ。 旅の前半はミラノを中心に行動するのでミラノで宿を取りたかったのですが、どこも値上がり幅が大きく予算内に収まりません。最終的にミラノから少し離れたモンツァの少し北側に、、、。「Airbnb(エアービーアンドビー)」で見つけたのですが、サイトの写真ではよくわからないまま一か八かで予約しました。到着してみると普通の一軒家(下の写真・左)に間借りする感じのところでした。家の前の道路はいつでも路駐できるし、間借りする部分は家の裏側なので静かだし、間借りといってもミニキッチンがついたリビング(下の写真・右)に寝室、地下に風呂とトイレがあり、家主さんとは扉一枚ではあるが完全に隔たりがあるのでほぼ快適でした。「ほぼ快適」といったのには理由があり、それはミニキッチンに流しや水栓が付いていないという事。つまり、冷蔵庫とコーヒーメーカー(ドルチェグスト、カプセル付き)とIHクッキングヒーターがあるだけ。洗い物は全て地下の洗面台まで持っていって済ませなければならなかったのである。ちょっと手が汚れた場合でもその都度地下まで階段を降りなければならないのだ。そこそこ安い理由はそこにあったのか〜。 モンツァ市の少し北側といっても「モンツァサーキット」のすぐ西側に宿があって、日によってサーキットを走るモーター音が聞こえてくるところでした。下の写真・左は市内のロータリーにあるサーキットコースを象ったモニュメント。この写真の右に300〜400メートルのところにサーキットのコースがある。 日本同様、何もかも値上がりしているイタリアですが、そのおかげで(いつもですが)シンプルなパニーノやシンプルなピザの美味しさを再確認することができました。街が変わって新しく便利に進化することは良いことだとは思いますが、古き良きイタリアがどんどんなくなっていることは残念〜。 |
マイクロEVシェアリングはどうなのか 27 / luglio / 2023 |
4年ぶりのイタリア。4年ぶりのミラノ、そしてトリノ、行ってきました。 フィアットの小型EV「500e」は、価格もまだまだ高いので本国イタリア、本拠地トリノでも見かける台数はごく少数。もっぱら下の写真のようなシェアリングカーが中心のようです。 下の写真のような電動スクーターのシェアリングも広がっていくのでしょうか?これは「cooltra」というスペインに本拠を置く会社のシェリングスクーター。この手のものは自転車にしてもそうですが、一気に広がりはするものの1〜2年で姿を消すということを繰り返しているような、、、。シェアリングの発想は非常に環境面でも良いことなのでしょうが、自分のものでないという意識からなのか、大事に扱われることが少ないという原因などで破綻していくんじゃないでしょうか。 ものを大切に扱う心って大事ですよね〜。特に古いものに関しては丁寧に扱うことが大切です。「トポデミーノ 」にあるものは、丁寧に大切に保存されてきた古い時代のものばかりです。大事に飾るもよし、丁寧に日常使いするもよし。 |
昔の写真を出してます〜13 23 / aprile / 2023 |
またまた今回も昔の写真からお届けします。前回同様、時は1996年9月末ごろ、場所はモンツァサーキット、イベント名は不明。クラシックカーのサーキット走行と古い2輪4輪関係のフリーマーケット(出店しているのは業者のみ)って感じのイベント。 下の写真は同じイベントの2輪4輪関係の部品フリーマーケットコーナー。インマニ、エアクリーナー、ファンネル、メーター類にファンベルト、スパークプラグ、フロントベゼル等々。写真にはありませんが、エンブレムなどの装飾系からボディパネルやオリジナルスチールホイールなどの車体系まで、もうマニアにとっては天国であります。 次にご覧いただく写真はこれまでのイベントとは全く関係ない、イタリアのとある町の自動車修理工場で撮影したもの。予想した通りメカニックはちょっと気難しそうなオヤジさんでした。工場内にある看板全てが年代モノで、喉から手が出る代物ばかりでした。でも、そこにはオヤジさんの世界があり、決して譲ってもらうことは不可能だと悟りその場を後にしたのでした。ダメもとで「売ってください!」って言えばよかったと今は後悔しています。 「トポデミーノ 」にあるものは全て売り物です。気難しいオヤジもいません。気軽に声かけしてください。買わないで帰ったら、後悔すること間違いなしですよ、そこのあなた! |
昔の写真を出してます〜12 19 / febbraio / 2023 |
はい、その通り、今回も昔の写真からお届けします。私の記憶に間違いがなければ、時は1996年9月末ごろ、場所はモンツァサーキット、イベント名は忘れましたが、クラシックカーのサーキット走行と古い2輪4輪関係のフリーマーケット(出店しているのは業者のみ)だったと思います。 下の写真はランチアの「フラヴィア・スポルト・ザガート1.8」(1963−1967)。このころのランチアでザガートと言えば「フルヴィア・スポルト・ザガート」でしょと言う方も多いと思います。私もそうでした。しかし、よく見ると「フラヴィア」の方がず〜っとエキゾチックでゾクゾクするようなボディ形状ではありませんか。スマートでない無骨なデザインが魅力的だ。あなたならどっち? 最後にご覧いただくのはフィアットの珍車?「FIAT 750 GT Zagato MM Derivata」(1951-1953)。フィアットの500Bや500Cをベースにカスタムビルドされたものらしいが、製造はわずか10台ほどと言われている。その名の通り「ミレミリア」出場を目的に製作されたものなのでしょう。なんとかわいいフォルムなのでしょうか。「あ〜、連れて帰りた〜い」とその時叫んでいたのは間違いない。その当時ならまだ少しは可能性があったかもしれませんが、今ではとんでもない価格になっているのでしょうね。 なんでも後で後悔するものです。だから「トポデミーノ 」で出会った商品で連れて帰りたいと思ったらすぐポチっとすることですよ、迷ってるそこのあなた! |